mixpanelの料金は?プラン毎の内容や見積方法を紹介!
ミックスパネラーの國崎です。
今回はmixpanelを使う際の料金体系や見積方法について解説します。
この記事でわかること
- mixpanelの料金体系
- オプションについて
- イベントとMTUの定義について
- イベント数での見積りをとる方法
mixpanelの料金体系
mixpanelには3つのプランがあり、それぞれで料金体系が異なります。
プラン名 | 料金 | 月間の計測イベント数 |
---|---|---|
フリー | 無料 | 2,000万まで |
グロース | 月20$~ | 制限なし |
エンタープライズ | 年10,000$~ | 制限なし |
フリープランは無料で扱えますが、機能やイベント数に制限があります。
そのため基本的にはお試しで使ってみて、操作感の確認や導入時のイメージを持ってもらうためなどの用途で使ってもらうプランになっているかと思います。
フリープランの詳細については以下の記事でも掘り下げています。
グロースプランとエンタープライズプランはイベント数の制限がなくなり、また機能面や支払方法でも異なる部分があります。
以下は各プランの特徴です。
- グロースプラン…月払い/年払いが可能。エクスペリメントやシグナルなどの機能やサポートが一部使えない。
- エンタープライズプラン…年払いのみ。MTU(ユーザー数)ベースの料金体系も変更可。全ての機能が使える。
グロースプランで使えない機能の一部であるエクスペリメントとシグナルについては以下記事でも紹介をしてます。
オプションについて
料金体系のプランとは別に以下2つのオプションを任意で選択することができます。
- データパイプライン…年間の基本プランの20%。mixpanelのデータをデータウェアハウスなどに自動でエクスポートできる。
- グループ分析…年間の基本プランの40%。mixpanelのデータをdistinct_id(デフォルトの一意のID)とは異なる代替識別子のIDでグループ分けすることができる。
データパイプラインについては別記事でも検証を行っています。
以下BigQueryをエクスポート先にした場合の記事を紹介しておきますので、興味ある方はどうぞ。
グループ分析については以下公式ドキュメントでも案内をしています。
イベントとMTUの定義について
mixpanelの料金ですがイベントかMTU(エンタープライズのみ)のどちらかの月間の数字を元に決められるようになっています。
ここでは改めてイベントが何か、MTUが何かについて説明をします。
イベントとは
mixpanelにおけるイベントとは「mixpanelで計測されるユーザーの行動」を指します。
mixpanelでデータを計測する際は、大きく分けて以下3つのパターンがあります。
- SDKを介して計測する
- 外部SaaSと連携して計測する
- APIを介して計測する
どのパターンでもいえることですが、基本的に開発側でどのイベントをmixpanelで計測するか、指定をしないとmixpanelでデータ計測をすることはできません。
例えばSDKを介して計測する際、例で挙げると以下のような記述を書く必要があります。
mixpanel.track('Sign Up')
このようにして設定した月間の計測イベント数が各プランにおいての料金を定義する数字となります。
(フリープランは無料)
MTUとは
mixpanelにおけるMTUとは「上記で定義したイベントを毎月実行するユーザー数」を指します。
エンタープライズのみMTUで料金を定義することが可能です。
1人あたりのイベント数が多いプロダクトはこちらの料金定義にした方がメリットがある場合もございます。
イベントやMTUについては以下の公式ドキュメントでも案内があります。
イベント数での見積りをとる方法
mixpanelの公式サイトではイベント数をベースにした見積金額のシミュレーションを行っています。
以下のSee Pricingをクリックした先でできます。
mixpanelを導入するプロダクトの月間イベント数を指定すればグロース/エンタープライズの料金が概算で表示されます。
注意点としてシミュレーションでは各プランにイベント数の制限がありますが、あくまでシミュレーション上の設定であって、実際のプランではイベント数の制限はございません。
現時点での月間イベント数の算出が分からないという方は以下のやり方でおおよその概算を算出するやり方もあります。
- GA4のイベント数から算出する
- mixpanelのフリープランを入れてみる
GA4を導入されている企業様はGA4で計測されているイベントの中からmixpanelでも測定をするであろうイベントを選び、その月間数をシミュレーションに当てはめることで、見積の概算を算出することが可能です。
GA4を導入していない、現在のイベント数が全く分からないという企業様はmixpanelのフリープランを試しに入れてみて、ある程度のボリューム数を測ってみるのもオススメです。
毎月の計測イベント数フリープラン内で収まらない場合はそこからアップグレードするのもありです。
クラスメソッドが行っているmixpanelの支援
今回mixpanelの料金体系の内容をお伝えしましたが、クラスメソッドではmixpanelのエンタープライズをご利用されるお客様を対象に以下の支援サービスを提供しております。
- PoC…検証環境提供
- プランニング支援…KPI設計の支援/QA対応
- 実装支援…開発の支援/SaaS連携支援
- 伴走支援…定例など
今回の記事を見てmixpanelについて詳細の話を聞きたい、興味を持ったという方はぜひぜひクラスメソッドまでお問い合わせください!!